
「AKIRA(アキラ)」といえば、世界中にコアなファンいる漫画で、エヴァンゲリオンも社会現象となったが、世界感で言えばアキラは衝撃だった。
まず、どういう漫画かと言えば、
東京が滅びた後に、再生する東京としてストーリーは始まる。
東京が滅びた原因は、日本が行なっていた、超能力者を成長させるという計画でそのうちの一人(アキラ)が力を使ったことで、東京が破滅したことがわかった。アキラは力を使った後に冷凍保存されていたが、ひょんなことから超能力に目覚めた鉄雄という人物がアキラを起こしたことによって、物語が進んでいく。
その後、アキラを力の悪用したい人達と、教祖として崇めたい人達と、アキラによって再度滅ぼされまいと、アキラを殺そうとする勢力との戦いが始まる。
また、漫画の中で「2020年東京オリンピック開催!」と1982年に開催を予知したことで、脚光を集めることになった。
大友克洋先生の作品であるが、もしかしたら、大友先生がアキラでそういう力を持っているのでは・・・と、子供ながら考えていたことを思い出します。

最終的には、たくさんの超能力者がいて、鉄雄力を持つことになったが、アキラの力に誰も勝つことができず、最終的には、全てアキラに吸い込まれて、再度、力によって東京は壊滅する。
この漫画の凄いところは、
「あ」という言葉から始まる場合、人間の口も「あ」から始まっていること。
この時代に、手の中で宇宙を産むということを描いていたこと。
現実の正解と精神の世界を一緒に描いたことがよかったのか、世界邸に社会現象になった。

20年ほど前にアキラを知り、19才の時に、電車で滋賀県であったアキラの展覧会みたいなものに行き、その時の大きなポスターは今でも飾っています。
また、10年ほど前にあった東京での原画展もあたり前のように言って、壁に名前を残してきました。
僕がこの漫画の好きなところは、鉄雄で、あまり目立たなかった子が力を持ったことで、イキるが最終的に圧倒的な力の前に潰される、助けを求めても裏切られる。
社会の縮図のようで、「明日は我が身」と思いながらこれをバイブルにしてきました。
また、子供が利用され、利用された子供なりに、社会に貢献していることろ、人間は捨てたもんじゃないな、と。
力を持ってもその力は他人お役になるように使い、強気は弱者を守理、弟子は師匠を命をかけて守る。
この漫画は、特殊な力は人のために使いなさい、威張ったりしても上には上がおるので、大人しくしときなさい。
あなたは所詮、井の中の蛙ですよ。
と言われているようで、
はい。
と、大人しくなるしかに漫画なような気がします。
かなり古い漫画ですが、面白いので、読んでみてください!